桑とは?
2018.09.11

桑は、クワ科のクワ属に属し、落葉性の高木で成長が早く、大きいものは15mも大きくなります。
品種や変種が多く、葉っぱを収穫する養蚕用の「ヤマグワ」と、果実の収穫が目的の「西洋桑」に大別されます。
「桑畑」です。
地図記号にもなる程、桑は古くから親しまれ身近な存在としてありました。
養蚕業が盛んだった時代、カイコの餌として古来重要な作物だったのです。
そしてカイコの餌に留まらず、
もっとも古い生薬の1つであり、捨てるところがない事でも知られています。
1578年に完成した中国の本草学書において、
内容がもっとも充実した薬学著作と言われている「本草網目(ほんぞうこうもく)」に
桑が薬用として掲載されており、
日本では、江戸時代に記された「大和本草』や「本朝食鑑」に
薬用植物として好んで利用した内容が記されているのです。

古くから体感的に健康効果がある食品として食され、
カイコの餌として養蚕用に広く栽培されてきた桑ですが、
第二次世界大戦後、安価なナイロンやレーヨンなどの人工繊維の技術が確立し
日本の絹産業が衰退していくと、それとともに日本の風景から
「桑園」の姿も消え、すっかり忘れ去られていきました。
近年、そんな桑が再び脚光を浴びています。
きっかけとなったのが、
「神奈川県の機能性食品に関する共同研究事業(平成2年~6年)」の研究報告でした。
桑葉には、有効成分DNJ(1-デオキシノジリマイシン)が含まれており、糖の吸収を阻害して
食後の血糖値上昇を抑制することが明らかとなったのです。
桑の機能性が科学で証明されたのです。













